【与太話】野田佳彦による安部晋三の追悼演説 あるいは ヒプノシスマイクと民主主義
昨年、安倍晋三氏が凶弾に倒れ、国会にて野田佳彦氏による追悼演説が行われた。
当時、Youtubeのニュースで追悼演説の始まりから終わりまで聴いてみた。
組み立て、身振り手振り、話し方が堂に入っており、さすが大物政治家と思ったものである。
個人的にいいと思った箇所は
それは、忘れもしない、平成24年12月26日のことです。解散総選挙に敗れ敗軍の将となった私は、皇居で、あなたの親任式に、前総理として立ち会いました。
同じ党内での引き継ぎであれば談笑が絶えないであろう控室は、勝者と敗者の2人だけが同室となれば、シーンと静まりかえって、気まずい沈黙だけが支配します。その重苦しい雰囲気を最初に変えようとしたのは、安倍さんの方でした。あなたは私のすぐ隣に歩み寄り、「お疲れ様でした」と明るい声で話しかけてこられたのです。
「あの『ねじれ国会』でよく頑張り抜きましたね」
「自分は5年で返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」
温かい言葉を次々と口にしながら、総選挙の敗北に打ちのめされたままの私をひたすらに慰め、励まそうとしてくれるのです。
その場は、あたかも、傷ついた人を癒やすカウンセリングルームのようでした。
怪獣と怪獣が戦って、勝者怪獣が健闘をたたえてるエピソードだ。。。
当時、全体を初めて聴いた、読んだときから、あれ?これヒプノシスマイクみたいという直感が頭から離れない。
アニメ『ヒプノシスマイク』を観たことがあって、この追悼演説をきけば自然に湧き出るはず。
世界は広い。どこかで誰かが書いてるやろって、GoogleやTwitterで「野田佳彦 追悼演説 ヒプノシスマイク」と検索するも当時も半年を経た現在もヒット0件であるよう見受けられる。
なら、自分で書くしかないかあ、と筆を手に取った次第。
※ヒプノシスマイクについてはアマゾンプライムでアニメを一通りみた程度なので、多々、事実誤認や誤解、解釈間違いがあるかもしれないことをご了承ください
野田佳彦氏の追悼演説のどこでヒプノシスマイクを想起したのか
全文を読み返しつつ、当時の気持ちを呼び起こしながら該当部分を順次、抜粋してみたい。
あなたと、言葉と言葉、魂と魂をぶつけ合い、火花散るような真剣勝負を戦いたかった。
ここらで、ヒプノシスマイクみたいだなって想起したっぽい。
最後に、議員各位に訴えます。
政治家の握るマイクには、人々の暮らしや命がかかっています。
暴力に
怯 まず、臆さず、街頭に立つ勇気を持ち続けようではありませんか。民主主義の基である、自由な言論を守り抜いていこうではありませんか。
真摯 な言葉で、建設的な議論を尽くし、民主主義をより健全で強靱 なものへと育てあげていこうではありませんか。
最終部分の締めが「政治家のマイク」を象徴的に語ることでヒプノシスマイクだああああああって自分の中で盛り上がってしまった模様。
ここまで、書いた所で「いうほどヒプノシスマイクか?」って頭が冷えてきた。
冷えたはずだったのですが、ヒプノシスマイクのオフィシャルサイトを見に行ったら、改めて、通ずるところがあったので、もう少しだけ、書いてみたい。
まずはオフィシャルサイトから、二つ引用。
権力者たちは武力ではなくディベートによる戦争回避を目指した
争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった
やっぱ野田佳彦氏の追悼演説の締めのくだりと、上記引用部分は通じるところがあるって。
「
「ヒプノシスマイク」で精神干渉をするのがラッパー
ていうだけで、似通てる。
ヒプノシスマイクと民主主義
民主主義って自由な議論でよりベターな結論をだすこである。
ただ、自由であるがゆえに、悪意をもって自由な議論を悪用し、人々への精神干渉を行える人材がでてくると機能しなくなるバグある。
ガーシーのニュースをみると、その思いは一層、強くなる。
ちなみにGoogle,Twitterで「ヒプノシスマイク 民主主義」も検索してみたけど、特にめぼしいものはヒットしなかった。。。
地域ディビジョンとか地方政党と絡めて面白くかけそなのにな。
やっぱ、ヒプノシスマイク世界線で政権を握っている言の葉党がクーデーター政権だから民主主義とはそぐわない?
それとも、なんだかんだいっても、ヒプノシスマイクっていう武力じゃね?っていう疑問がぬぐえないからだろうか?
『ヒプノシスマイク』のコアファンが民主主義との関係を書いてくれることに期待して筆をおく。
野田佳彦氏 追悼演説 引用元 読売新聞オンライン 2022年10月25日
「国会を離れると心優しい気遣いの人」野田佳彦・元首相、安倍元首相への衆院追悼演説(全文) : 読売新聞
ヒプノシスマイク 引用元
WHAT’S HYPNOSISMIC|音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト